潮騒

潮騒ジョブトレーニングセンター施設長ユタカの趣味の俳句をご紹介
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蕎麦掻に 武甲のハッパ 旅衣
蕎麦掻に 武甲のハッパ 旅衣
(そばがきに ぶこうのハッパ たびごろも)

施設長 豊の句
蕎麦粉を熱湯で捏ねて醤油などつけて食べるのが蕎麦掻で、それを食べながら秩父の武甲山のセメントの原料の石灰岩の採堀の発破を聞く、如何にも秩父の風趣のある旅の句です。

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| ユタカ | - | 13:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
柿熟れて 鳥に残すや 二ツ三ツ
柿熟れて 鳥に残すや 二ツ三ツ
(かきうれて とりにのこすや ふたつみつ)

施設長豊の兄・稔の句
家の近くにも柿の木があり、熟れる頃になるとカラスなどが早くも来て突きますが、この句の場合はそれより先に収穫したのだが、鳥へも少し残してやる微笑ましい俳諧の句です。mた、来年も生きるようにと残すのを「木守柿」、「木守柚子」ともいい、晴天の梢にひとつ残るのも美しい。

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| ユタカ | - | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
影も濃く 霞ヶ浦に 鴨渡る
影も濃く 霞ヶ浦に 鴨渡る
(かげもこく かすみがうらに かもわたる)

施設長豊の兄・稔の句
鴨は初秋に北から渡ってきて毎年同じ湖沼に越冬すると言われます。その年に始めて見るのを親しみを込めて初鴨といい、霞ヶ浦では群も多い。この句の影も濃くというのは群れが浦の水面に映るほどの意かも。

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| ユタカ | - | 10:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
思い切り 天を突き上げ声を張る よいしょよいしょと 天突き体操
思い切り 天を突き上げ声を張る よいしょよいしょと 天突き体操
(おもいきり てんをつきあげこえをはる よいしょよいしょと てんつきたいそう)

北海道・章三郎(現在服役中)の短歌


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| ユタカ | - | 10:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
仮釈の 門扉の軋み 冬日和
仮釈の 門扉の軋み 冬日和
(かりしゃくの もんぴのきしみ ふゆびより)

施設長 豊の句
定められた刑期の途中でも、成績により仮釈放がありますが、そのときの思いは如何なものか。嬉しさとこれからの生活と悲喜交々であろう。冬日和のなかに門扉の軋みがそれを如実に表した一句です。

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| ユタカ | - | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
今日一日 てふ生き方の 日向ぼこ
今日一日 てふ生き方の 日向ぼこ
(きょういちにち てふいきかたの ひなたぼこ)

施設長 豊の句
回復中の依存症者は「今日一日」だけ薬を使わないようにしよう、という生き方に、軌道修正します。今までは「今日だけ使って、明日から止めよう」でした。「日向ぼこ」は回復しているからこそ得られる、充足感を感じます。


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| ユタカ | - | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
行く秋の 独居に住みて 音立てず
行く秋の 独居に住みて 音立てず
(ゆくあきの どっきょにすみて おとたてず)

北海道・章三郎(現在服役中)の句
評:行く秋は秋も深まり霜を見る頃は冬の思いと共に秋の終りを惜しむ心ですが、一人静かに行く秋と、過ぎた日を顧みる切実な句です。


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| ユタカ | - | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
蟋蟀の 鳴く日鳴かぬ日 独居房
蟋蟀の 鳴く日鳴かぬ日 独居房
(こおろぎの なくひなかぬひ どっきょぼう)

北海道・章三郎(現在服役中)の句
評:コオロギは初秋から鳴く一般的な虫だが、その鳴き声は寂しい。しかし、その声に一時の慰めを思うのも房の宵であろう、切実な一句です。


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| ユタカ | - | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
秋彼岸 墓碑銘を記す 我の手で
秋彼岸 墓碑銘を記す 我の手で

施設長の兄である稔の句。数年前に亡くなった息子の墓を建て、自らその墓碑銘を記したときに
読んだ句。家族にはその悲哀を伴って響く。

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| ユタカ | - | 06:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
人間を 止めたる夢の 夜長かな
人間を 止めたる夢の 夜長かな
(にんげんを やめたるゆめの よながかな)

一番夜の長いのは冬至のころですが、十月にもなると日が暮れるのが早く夜が長く思えて、夜長は秋の季語。その夜長の夢に、人を止める夢を見るのは切なくもあります。一抹の憐れを籠めた俳諧の句です。


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| ユタカ | - | 05:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | ログピに投稿する |
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